2011年06月02日

溶血性尿毒症症候群 (HUS)とは?


溶血性尿毒症症候群 (HUS)とは、赤血球が壊されることで引き起こされる急性腎不全の一つで、小児科での急性腎不全の原因としては最も多いものです。

溶血性尿毒症症候群 (HUS)は命に関わる重篤な疾患ですが、ほとんどの子どもはHUSにかかっても速やかに適切な治療を受けることができれば後遺症なく回復できます。


残念ながら重症化したり不幸な転帰を取るケースは、発見が遅すぎたケースや、

症状が増悪し易い遺伝子変異を伴う新型の腸管出血性大腸菌(焼き肉屋えびすのO111など)に感染した場合、

あるいはもともと合併症があったなどでその子の予備能力(病気に耐える体力)が少なかった場合などです。


健康な赤血球は表面がスムーズで丸いものです。

Hematies_normales.jpg

ぜんざいに入ってる白玉みたいな形ですね、綺麗な細胞です。


ですが、HUSでは毒素などによって赤血球表面が傷つけられて

(次の記事で書きますが、この表現は正確ではありません。)ぼろぼろになっています。


浸透圧によって血球の形が変わるのをイメージ化したのが下の画像です。

赤血球浸透圧.png

正確なイメージとは違いますが、赤血球はいろんな原因で形が変わったり傷ついたりします。

このように表面がでこぼこになって形の歪んだ赤血球は末梢血管をスムーズに流れることができません。

それで腎臓の中の小さな血管を詰まらせてしまい、腎不全を誘発するのです。


画像はWikipediaから拝借しました。
posted by HUS-EHEC at 00:01 | Comment(0) | TrackBack(0) | 溶血性尿毒症症候群とは? | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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