2011年06月05日

溶血性尿毒症症候群 (HUS)と腎不全の兆候と症状


HUSを発症した子供は青白く、ぐったり疲れていて、機嫌が悪くなります。
(病気の子どものあたりまえですね^^;)

意識障害やけいれんに進むことも少なくありません。

他の兆候としては鼻血や血痰、皮下出血などが認められることがあります。

これはHUSでは大量の血小板が消費されてしまい、普通なら止まるような小さな傷からの出血が止まらなくなることが原因です。

通常、HUSのこういう兆候や症状は消化管感染の症状が見つかってから一週間以上後になって起こってきます。


HUSの状態になると、半分以上の患者さんが急性腎不全の状態に陥ります。
(全員が腎不全の状態になるわけではないのです。)

腎不全になればおしっこの量が急速に減りますし、目で見てわかる血尿が出ることもあります。

毒素で傷ついた腎臓の毛細血管に赤血球が詰まって崩壊し、さらに赤血球が血の塊となって詰まっていきます。

これを取り除くために腎臓はフル活動します。

血の塊や貯留した水分を取り除いて血流をスムースにするために、血液内の水分は外に出されます。そうすると身体の方には過剰に水分がたまります、これが高血圧を引き起こしますし、顔や手足に始まって、全身がむくんで膨らんで行きます。


両親や保護者はこれらの兆候を初期から見逃さないでください。

もしも子供がお腹を壊したあとで、突然鼻血を出したり、血が止まりにくかったり、手足や顔が急にむくんできたり、おしっこに行ってる様子がなかったり、あるいはすごくしんどそうにしているようなら、速やかに医療機関を受診させてください。

特に、おしっこが全然出ない状態の場合は大至急救急診療を受診してください。


一般的に、O157感染症の場合のHUS発症率は4〜7%ぐらいです。

それが2008年から2010年までの3年ぐらいの常識です。

O111の場合は10〜20%の人がHUSを発症したということで、何か新型の菌なのではないかと危惧されています。

解析結果はいったいいつ出るのでしょうね???
posted by HUS-EHEC at 00:16 | Comment(0) | TrackBack(0) | 溶血性尿毒症症候群とは? | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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